オーストラリア加盟組合「民営化に関する市民調査」

29 September 2016
オーストラリアのPSI加盟組合が集まり、メンバー増加と、民営化の影響に対する地域社会の意識向上を図る共同キャンペーンを行いました。このプロジェクトの目的は、メンバーと地域社会の経験を共有することを通じて政治的なロビーツールを開発することにあります。ツールは、政治家に民営化アジェンダから手を引かせるよう、影響力を行使していくために活用します。私たちは、ネオリベラル的なアジェンダを離れ、地域の利益が企業の利益に優先する社会民主的な精神に移行することを望んでいます。これを実現するためには、地域社会において政府の役割に対する理解を深めることが必要になります。

本プロジェクトにおける最初のステップは、「民営化に関する市民調査」を招集することでした。調査では、労働者と彼らが属するコミュニティに発言力を与え、彼らが民営化の経験を共有したり、サービスのビジョンを語ったりすることができるよう努めます。

PSIオセアニアとオーストラリアの加盟組合の行政支援により、独立パネルが調査を運営しています。パネリストは、時間と専門知識を投じて調査に貢献しました。私たちは現在、全国各地で開かれる公聴会を半分ほど終えた段階にあります。調査の報告書では、民営化の影響として、実際に経験され、語られてきた事例をまとめます。

ここで中核となるのが、地域社会の労働組合主義の戦略です。調査を通じて、私たちは市民社会組織、学術界、地域社会のメンバー、民間部門の組合などPSI非加盟組合との接触を図っています。すでにアクションエイド・オーストラリアと密接に取り組みを始めています。これは、公共部門のサービスと女性の権利をめぐる現行の取り組みにもつながっていくことでしょう。オーストラリアの税の正義ネットワークとのつながりも、強化されつつあります。

私たちオーストラリア加盟組合が直接ロビーツールの作成を行うこともできましたが、私たちは、このプロセスがロビー活動に必要な原動力と知識の形成に役立ち、個々の組合の能力を超えて、力を増強させることができると考えています。

最後に、このキャンペーンは、オーストラリアにおけるPSIの存在意義を強調し、以前PSIとつながりがなかった組合や組織内でのつながりを創出します。これにより、PSIの問題に力を合わせて取り組む将来的な力が強化されます。政治的ロビー活動に向けて、力を養成する最初の事例となることを期待します。

詳細はこちらをご覧ください:http://www.peoplesinquiry.org.au

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